最近セミナーに行ってなかったですが、5/7(木)に久々に行ってきました。

 

セミナータイトルは「Webと新聞から考える、新時代のニュースとメディア」
で、渋谷の朝日新聞メディアラボで行われました。

 

テーマはタイトルの通りで、「Webメディア全盛の時代で、新聞はどうあるべきか、メディアはどこへ向かうのか」について話されました。

  感想をひとことで言うと、 「メディアは多極化していて、それぞれが目的や届ける相手が異なってきている」 という感じでした。

現代ではメディアは、「読まれる」ことが目的のものと、「アクセスしてもらう」ことが目的のもの2つにわかれると思います。
「読まれる」ことが目的のものは言うまでもなく、新聞や雑誌などの紙媒体、ニュースサイトやブログです。
報道はもちろん、編集によって意見を主張する場合も多いメディアです。
いわゆる「ジャーナリズム」を大切にしているとも言えます。
基本的には購読者は読むことに対して対価を支払います。

「アクセスしてもらう」ことが目的のものは、ネイティブアドを展開しているバイラルメディアや、コンテンツマーケティングを実施している事業会社のメディアです。アクセスやPVを増やすことで広告収入を増やしたり、本事業を拡大していくことを主な存在意義としていて、「ウケる、わかりやすい、バズる」記事を書く傾向があります。

両者は目的がそもそも違うので、見せ方やテーマの選択法も違うわけです。 「アクセスしてもらう」ことが目的のメディアは、とくに来てくれたら何でもいいと考えているところもあるわけで、最悪の場合は盗用やパクリといったことが行われています。

 

個人が自由に気軽に発信することができる時代です。
Twitterはその最たる例だと思いますが、それによって発信をするハードルが下がり、ひいてはモラルも低下し、盗用やパクリといったことが日常的に見られるようになってきました。
個人だけであればまだしも、最近では有名な企業までパクリ疑惑を持たれていたりして、従来のメディアにあった「自ら取材し、記事を書き、編集する」といったフローの常識をもたない人たちが、最低限の知識を持たずに書いちゃったり外注したりという状況になっているのでしょう。

 

その中で、「このニュースについてのこの人の意見を聞きたい!」と思える編集者・記者・ライターが従来のメディアを支えていくんだと思います。
ニュースアプリに代表される「暇つぶしの流し読みメディア」もそれはそれで需要があるので、共存していくのかなと思います。

 

どんなものを発信するにしても、事実の正当性や表現の整合性は担保した上で発信すべきだと思います。
「何を発信したいか」を今一度見つめなおすいいタイミングかもしれませんね。